ビリヤードはチームワークをおろそかにできない理由

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ビリヤードは基本的には個人競技である。個々でトーナメントに参加して、優勝を目指し厳しい戦いを孤独に戦う種目です。しかし最近の試合は、ダブルスやトリオの試合もたまに見かけることがあり最近人気のJPAのようなチーム戦で戦う種目も増えてきました。

個人で戦うことの多いビリヤードでチームワークが必要で注意すべき点とは?

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ダブルスまたはトリオでは個々の能力とリーダーへの絶対的信頼が必要

ダブルスやトリプルのように、2、3人のチームでは特に試合規定がない限り個々の能力は高いに越したことはありません。例えばプロ2人、SA級2人、A級2人のように個々のレベルが高ければ高いほどパフォーマンスは高まるものです。

しかし、個々のレベルが高いからといって必ずしも勝ち上がることができるとは限りません。個々のレベルが高いということはその個人それぞれの配置の取り方があり、その取り方が噛み合っている時には個人個人の能力は高いためスムーズに取り切ることができますが、いざ歯車が噛み合わなくなると途端に崩れるチームをよく見かけます。

個人個人の能力が高いがためそれぞれの意見などに間違いはなく、どれも正解に思えるため配置の相談時と実際に球を撞くときに撞くプレイヤーの心にモヤモヤ感が生まれ結果良いパフォーマンスにつながりにくい傾向にあります。

これを解消するためには、そのチームのリーダーを決めておくことです。実力に開きがあればリーダーは自然と決まりますが、実力がほぼ同じようなプレイヤー同士なら最終的には誰の意見を主として実行するかを事前に決めておく必要があります。

イベントなどの試合で即席チームなら楽しくプレイするのもありですが、本格的な試合となると即席ではなく各チーム、練習を繰り返しチームのフィーリングを一致させ試合に望むことが多いと思います。その際には必ず誰がチームのリーダーとして働きをするのかを決定していないと常にいいパフォーマンスを得ることは難しいことになります。

JPAとは

JPA(Japanese Poolplayers Association)とは、APA(American Poolplayers Association)の日本支部で関東エリアのアマチュアプレイヤーを対象に5人対5人のチーム戦のプールリーグです。関東エリアのアアマチュア層で人気のチーム対抗戦のリーグ形式で、関東エリアを4~12チームのディビジョン(地区)に分け、そのディビジョン事にナインボールやエイトボールのリーグ戦を行っております。

詳しくはJPAのホームページを参考にしてもらいたいですが、5人対5人のチーム戦ですがそのルールも独特で、まず5人によるチームは全員がA級などのチームを作ることはできません。そのチームの作り方ですが、ナインボールなら1~9のスキルレベル、エイトボールなら2~7のスキルレベルにより振り分けられます。

そのスキルレベルを下にチームで最大23以下になるように5人のチームを組む必要があり1チーム最大8人まで登録ができ1チーム8人の登録に対してスキル制限はありません。実際に試合に参加する5人のスキル合計が23以下であれば良いのです。

ルールなども基本的なナインボールとエイトボールのルールから少し変わりJPAでの特別なルールを設け初心者にも参加しやすいチーム対抗戦となっております。上記のスキルレベルの話でピンと来たかもいられると思いますが、チームに必ずといっていいほどビギナーやC級は不可欠で勝ち上がるためには上級者のチーム参加も不可欠です。そのため今まで上級者と接点のなかったビギナーやC級のプレイヤーにはさらにビリヤードが好きになる入口になる格好の場となっています。

JPAで強いチームの特徴

JPAは、「23ルール」というスキルレベルの絶対破れないチーム構成ルールがあるため上級者とビギナーだけでなく中級者も必要で偏りのあるチームよりもスキル自体もバランスよく散らばっているのが理想です。もちろん23を超えなければスキルの低いチーム構成でもいいのですがチームとして勝ち上がるのは難しいでしょう。なんといってもJPAの魅力はローカルエリアチームチャンピオンシップで優勝したあとアメリカラスベガスで行われるAPA National Team Championshipsにチーム全員が招待され高額賞金を狙える大会に参加できることです。

過去APA National Team Championshipsに参加できたチームの特徴として、まずは絶対的なスキルのあるSA級やA級のプレイヤーが存在していることです。やはりビギナーから中級者で構成されたチームよりは上級者がいれば的確なアドバイスをもらうことができるため勝利へ繋がる近道となります。

チームの構成上、上級者は1~2人しか存在しないため必然的にその上級者がそのチームのリーダーとなってきます。そのリーダーがビギナーや中級者のプレイヤーに与える信頼感でチームの結束力が決まりチームの強さに影響してくることとなります。

リーダーに求められるのは、プレイヤーのスキルを考慮しプレイヤーの目線となってアドバイスを与える必要があり、自分のレベルでは当たり前に行えることでもビギナーやC級では実行できないアドバイスを与えていたのでは試合に勝利するとは難しくなります。そのため普段からチーム全体でのコミュニケーションが必要となり試合以外での練習では個々のプレイヤーがどのくらいのスキルを持っているのかをリーダーが把握しているかが鍵となります。

個人戦でもチームワークは必要

JPAやダブルス、トリプル意外ではビリヤードは個人の戦いのためほとんどのプレイヤーが個々の練習が重要と思われていますが、意外にも所属しているお店でのチーム感というのもあながち無視できません。

よく大きなアマチュアの試合で、お店の常連同士で大会にエントリーをして当日も一緒に行動をしているお店を見かけることがありますがそのように常連同士の交流が盛んなお店でプレイをしているプレイヤーにはいいプレイヤーが育つ傾向にあり結果、お店の繁栄にもつながっているようです。

反対に常連は個々に試合に参加して、当日も個々で行動し誰が勝ったのか負けたのかもわからないような交流の浅いお店ではやはり情報の共有やスキル共有が乏しいためお店に常連も定着しづらく活気もわかないお店になりがちのようです。

やはりここでもお店の上級者やお店の店主などのリーダー的存在がキーとなるのですが、上級者がわがままなお店というのはビギナーから中級者までのプレイヤーが育ちにくくかつ上級者も育ちにくくなってしまいます。上級者はビギナーから中級者へ積極的に交流を持ちさらに技術的なアドバイスを多く与えていくことで結果自分のプレイ環境を整え自分のスキル向上に繋がるということを意識していく必要がありそうです。

ビリヤードは個人競技ですが、『自分さえ』という意識だけでは結果長く自分がビリヤードを続けていくことが難しいことがあるということを上級者は理解しておく必要があり、中級者は自分が上級者になったときにそのようなプレイヤーになれるよう上級者の素振りを観察していくことも重要となっていくことでしょう。

それではまた。

 

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