先日、あるB級プレイヤーと駆け出しA級プレイヤーとの談話で使用シャフトの話になりました。
「このハイテクシャフトは飛びが・・・」
「このタイプのシャフトはカーブが・・・」
などなど話していたのですが、実際のところ数多くあるビリヤードのシャフトはどのように選択していったらよいでしょうか?
シャフトには特製があることを知ろう
ハイテクシャフトを選ぶ際どれがいいか悩むことがあるでしょう。
そんな場合、まず近くにハイテクシャフトを使っているプレイヤーがいないか探して試しに突かせてもらうのが一般的です。
しかし、突かせてもらっても他人のキューなのでいまいちな部分もあります。
また突かせてもらう時、ちょうどジョイントピンのネジが同じタイプのシャフトであれば自分のキューに取り付けて試し突きをすることでよりリアルな体験は可能です。
バット部分のタイプでシャフトを決めてみる
シャフトを選ぶ場合、シャフトの性能やタイプに目がいきがちですが意外にもバット部分の硬さや性能で突く球の特製が変わっていくこともあります。
また、ジョイントピンでも球の動きやバットとシャフトの一体感も大きく変わると主張するプレイヤーも多くいます。
ジョイントピンは、多くの種類がありますが大まかに分けて「10山」「11山」「14山」「18山」「ウェイビー」「ラジアル」「ユニロック」「ユナイテッド」などがあります。
多くのプレイヤーの意見では、「10山」「11山」「14山」「18山」はジョイント部分の接合がしっかりしていて全体的に硬いイメージをもつプレイヤーが多いです。
また、「ウェイビー」「ラジアル」「ユニロック」「ユナイテッド」はシャフトとの接合部分のネジ山が少ない分柔らかく柔軟なイメージをもつプレイヤーが多いです。
その為、「10山」「11山」「14山」「18山」の場合は柔軟性のあるシャフトを、「ウェイビー」「ラジアル」「ユニロック」「ユナイテッド」の場合は硬いシャフトを選ぶと比較的バットとの相性が良いとされています。
タップの影響も大きく作用してくる
ビリヤードでやっぱり気になるのがタップ部分。
タップはシャフトにどのくらいの影響が出るのでしょうか?
多くのプレイヤーの感想として、直進性の高いシャフトの場合は柔らかめのタップでタッチ感を長くしようとします。また、柔らかい印象のシャフトには硬めのタップを選んで球離れをよくしてコジリを軽減しようとします。
意外にも、かなりのプレイヤーがこのタップとシャフトの相性に気づかず高額なシャフトをコロコロ変えてお財布を苦しめている人達もいます。
まず、現在使っているシャフトの打感やイメージが合わなければまずはタップを思いっきり変えてみることをおすすめします。
ビリヤードのプレイスタイルでシャフトを選ぼう
シャフトを選ぶ場合、上記のようにバットやジョイントまたはタップなども考慮が必要ですが、一番は自分のプレイスタイルも大きく作用します。
例えば、遠い厚めの球でもビシビシハードに突いてシュート重視というスタイルだと使用するキューは硬く直進性の高いキューの方が利用しやすいでしょう。
また、フリを大きくとって比較的ひねりやストロークのバリエーションでポジションをしていくプレイヤーだと打感などのイメージが自分のプレイにあっていないといけないので比較的柔らかめを選ぶ方も多くいます。
おすすめハイテクシャフト6選
っというわけで、ここからは筆者が選ぶおすすめハイテクシャフトをご紹介します。
どのシャフトも、メーカーが研究を重ねて作り上げたシャフトの為甲乙つけがたいですが、シャフトの特徴と筆者の独自の感想を付け加えご紹介いたします。
Hybrid ALPHA
- メーカー
- Miki
- シャフト名称
- Hybrid ALPHA
- ジョイント形状
- 各種(リンクはウェイビー)
- 先角径
- 12.8mm 〜 13mm
- 先角素材
- NXフェラール
- シャフト長さ
- 737mm(タップは含まない)
- テーパー
- ALPHAテーパー
- 構造
- 2段構造(カーボン)
ハイテクシャフトの古株的存在ですが、いまだ根強い人気のHybrid ALPHA。
なぜ人気かというと、程よいトビの軽減と安定した品質でノーマルシャフトから移行のプレイヤーに高い評価を得ています。
全てのシャフトに言えますが木材のため、どうしても寿命というものがきてしまいます。
ノーマルシャフトを買い換えた方はご存知かと思いますが、基本的には1本の木材から作り出すためノーマルシャフトにはかなりの品質のばらつきが生じてしまうものです。
そこで、ノーマル派にも人気なのがこのHybrid ALPHAで、ハイテクシャフトのため安定した品質を保ちつつ程よいトビが出るためノーマルシャフトからの移行が容易なため根強い人気をほこっています。
構造的には、ジョイント部分から2/3までをカーボンを芯材とし先端部は無垢材を使用してソリッドな感触ながらもトビの軽減を実現しています。
また、先角のNXフェーラルによりスピンを向上させることにより手球のコントロール性をたもっています。
Hybrid Pro2
- メーカー
- Miki
- シャフト名称
- Hybrid Pro 2
- ジョイント形状
- 各種(リンクはウェイビー)
- 先角径
- 12.5mm
- 先角素材
- NXフェラール
- シャフト長さ
- 737mm(タップは含まない)
- テーパー
- PRO2テーパー
- 構造
- 2段構造(カーボン)
先ほどのHybrid ALPHAの進化版的存在のHybrid Pro 2。
構造的には、Hybrid ALPHAに似ているもののテーパーを独自の PRO2テーパーにすることによりよりソリッド感とパワーを引き出したモデルになっています。
Hybrid ALPHAより、パワーやキュー切れを向上している点がよりハイテク感を出しているシャフトとなります。
ノーマルからの移行組でもしばしば、Hybrid ALPHA派とHybrid Pro 2派に別れ論議されることもあるほどです。
ポイントとしては、Hybrid ALPHAもHybrid Pro もバットの硬さやタイプまたは自身のプレイスタイルで選択するのが賢い選択と言えるでしょう。
WX Σ
- メーカー
- Miki
- シャフト名称
- WX-Σ
- ジョイント形状
- UJ WV(リンクはUJ)
- 先角径
- 12.5mm
- 先角素材
- XJプレートフェーラル
- シャフト長さ
- 737mm(タップは含まない)
- テーパー
- プロスリムテーパー
- 構造
- –
WXシリーズ最新モデル。
特徴的なのが、先角のXJプレートフェーラル。
軽量設計された先端構造によりトビを軽減しています。
WXシリーズは、賛否両論あるシリーズですが度重なる改良に伴い幅広いプレイヤーに人気のシャフトです。
筆者の感想として、パワーやキレを重視した他ハイテクシャフトに比べ、トビの軽減とストロークの安定性を重視したタイプのシリーズシャフトのような印象を受けます。
ACSS PRO
- メーカー
- Adam
- シャフト名称
- ACSS PRO
- ジョイント形状
- 各種(リンクは14山)
- 先角径
- 13.0mm
- 先角素材
- ABS樹脂
- シャフト長さ
- 743mm(タップは含まない)
- テーパー
- アダムPROテーパー
- 構造
- 特殊樹脂パイプ埋め込み構造
Adamにて最も人気のあるシャフトがこのACSS PROではないでしょうか?
根元部分の特殊加工パイプを前モデルのACSSよりさらに多重構造とし、より「しっかり感」と「キューの切れ」をだしています。
ハイテクシャフトながら、ノーマルシャフトに近い打感を産み出しプレイヤーの違和感を取り除いています。
CYNERGY
- メーカー
- CueTec
- シャフト名称
- CYNERGY
- ジョイント形状
- 各種(リンクは10山)
- 先角径
- 12.5mm
- 先角素材
- 1/4ホワイトABSフェーラル
- シャフト長さ
- 737mm(タップは含まない)
- テーパー
- スーパースリムテーパー
- 構造
- –
キューテックのスーパースリムカーボンコンポジットシャフト。
芯材に高密度のポリウレタン発泡材を使用し、メープルシャフトに近い打感と音が再現されています。また、手球のトビを最小限に抑えています。
現在、各メーカーで人気のカーボンシャフト!
かなり昔から、特殊なシャフトを作っていたキューテックが今流行のカーボンシャフトを作り注目を浴びています。
REVO
- メーカー
- Predator
- シャフト名称
- REVO
- ジョイント形状
- 各種(リンクはラジアル)
- 先角径
- 12.4mm
- 先角素材
- フェラルレス構造
- シャフト長さ
- 737mm(タップは含まない)
- テーパー
- REVO ローライズテーパー
- 構造
- –
ハイテクシャフトの先駆けとして314シリーズをもつプレデター自身のカーボンシャフト!
独自のローライズテーパーや精度の高いシャフト形状、カーボンによる強靭な構造によりあらゆるショットでより多くのスピンを産み出しているシャフトです。
独自の先端構造により、今までにない特別な打感や安定性、より多くのスピンを実現している現在ハイテク使いのあいだで超人気シャフトです。
筆者近辺のプレイヤーでも数多くのプレイヤーが使用し、
「スピンのかかり具合が今までのハイテクシャフトと段違い」
との意見大多数です!
まとめ
昔は、シャフトは消耗品で数年単位で変えたり、よりいい木材を求めいろいろなシャフトを試したものです。
しかし、現在は自分の目的とするプレイスタイルに応じてシャフトを選択でき、しかも高性能で高品質が当たり前の時代です。以前は、どの職人が手掛けたかでシャフトの品質を抽象的にしか判断できなかったためいい時代になったと思います。
今回、紹介したシャフトはあくまで一部ですが数多くのハイテクシャフトがあります。
しかも、ジョイントもかくピンに合わせ各メーカーが販売している為選び放題で逆に迷うこともあるでしょう。
そんな時は、現在希望とするシャフトを利用しているプレイヤーへ感想を聞いたり試し突きをさせてもらったりする方が手っ取り早くシャフトの性能や相性を実感できます。
シャフトを変えるだけで、プレイの幅が増えたりイメージがグンとよくなったりすることがあるので、伸び悩んでいる方は試しにシャフトを変更してみることを強くおすすめします。
それではまた!
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