ビリヤードをこよなく愛し長く続けているみなさんは、ビリヤードで手玉のポジションがすごく大事ということは理解されているはず。
そんなことはわかっているけど手玉なんて思うように動いてくれない。。。orz
っという人が多いでしょう。
ポジションミスを減らすためにできること
ビリヤードのポジションミスは必ず起こるもの。
これを前提に今回はお話します。
- 走らせない
- 広くとる
- 近づける
- あたる球はあててしまう
まずはこれかなっと思うことをあげてみました。
手玉は出来るだけ走らせずにポジションする
ビリヤードで、手玉を上手にコントロールするには長い年月がかかります。
それなら、手玉動かさないとゆう選択をしてみる。
手玉のポジションは、動かすからミスが出る。ならば動かさないということも立派なポジションプレーです。
もし、手玉と的球の配置がストップできるならストップしてみましょう。
ほら、よく練習するセンターショットと一緒です。図はそれよりも簡単。
Bクラスくらいなら8割〜9割確実にポジションプレーの成功です。
図の配置だと、むしろ手玉を押したり引いたりと動かす方が悪いポジションになります。
1番をいれたら自然と2番にはポジションできている。そんな時はなにも考えすにストップ。
2番にも程よく振りが付き、3番に出しやすくなります。
もし、手玉と的球に角度があるのなら出来るだけ動かさない選択をする。狙うべき的球が、ポケットされたら的球付近に手玉があればストップと対して変わりません。
では、手玉と的球の角度が大きい場合(厚みが薄い場合)はどうするか?
手玉は、的球にヒットしたあとなかなか止まってくれません。
そんな時は次の方法。
ポジションは広くとってみる
広くとる。とはどういう事かというと下図のような感じです。
極端な例ですけどこういう事。無理に手玉を近づけたりしない。
少しビリヤードをかじっていれば、手玉の右上を突いて左の短、上の長とクッションを使いフットスポットから下のサイドポケットあたりに手玉を持って来ようとするでしょう。
しかし、それだけ手玉を走らせるということはミスもどこかで起こりうるということ。
わざわざ手玉を動かして、ミスをするくらいなら次の2番が見える位置に手玉を置いておくというのも一つの選択です。
手玉を動かさないにもつながりますが、一応この場所から2番は狙うことは可能です。(遠いけど。。。
また、テックニックあるプレイヤーだと1番をいれたあとに下もしくは左下を突いて左の短、下の長と5番の間を抜いてくるポジションをする場合もあります。
しかし、これはすごくリスキーなポジショニング。危険がいっぱい。
厚みがブレて、5番に手玉が当たって2番を隠してしまうことも考えられます。
それよりは、図の配置から2番を狙う方がよっぽど安全にこなすことができます。
できれば、手玉の右上を突いて下のサイドポケット付近に止める練習をしたいものですが。。。
手玉を近づけてポジションする
手玉と的球に距離があると色々なリスクがひそんでいます。
- 厚みがシビアなためシュートミスを起こす原因になる
- 手玉にひねりを入れると的球に到達する頃までにカーブがでやすい
- ショットスピードのイメージがしにくい
などデメリットが多くあります。
「ではさっきの広くとるの例はダメじゃないか」と聞こえてきそうですが、近づけてミスをするくらいなら広くポジションをとったほうがリスクは少ないということです。
ではこんな配置はどうでしょう?
左上ポケット、1番、手玉は一直線です。
今までのセオリーからすると、手玉を止めれば安全にかつ広くポジションができて問題ないように思います。
しかし、手玉をストップショットすると2番には結構厚みが薄くなります。
そして、3番は下サイドポケットか右下コーナーポケットにポケットするのが一番無難なようです。
そのためには、2番に対してまっすぐはダメだが厚めにポジションをしたいところです。4番を少し越えたあたりでしょうか。
このように、止めても遠くてもポジションはできるけど少し近づけた方がベター。っという場所を常に見つけるようにしましょう。
しかし、ここでの注意点は近づけようとして無理をしないこと。
無理に近づけようとすると、他の球にあたって予期せぬ動きをしたりスクラッチをしたり、そもそもシュートミスをしたりと色々なことが起こるリスクが上がります。
手玉を近づけてポジションする時は、自分の実力と安全ゾーンをしっかり見極めが大事になります。
あたる球はあててしまうほうが無難な場合が多い
ゲームをプレイしていると、必ずブレイクでテーブル上に均等に的球が散らばってくれるということは稀です。
球が、均等に散らばってくれれば大体が上記のセオリーで配置はこなせますが少し球の塊があると途端に難しくなります。
出来るだけ狙う的球以外に手玉が当たることはさけたいっと思うのがほとんどのプレイヤーでしょう。
しかし、球の塊があると他の球に当たってしまうことを避けることができないことが多くあります。
そんな場合は、潔く当ててしまいましょう。
ただ、その際は必ず手玉が当たってしまった後どのような動きをするのかしっかり予測を立てることが重要です。
例えば、上図の場合。1番を右上コーナーポケットに入れると4番に必ず当たってしまいます。
かわすことは不可能であればあててしまうことを前提にポジションを考えた方が良さそうです。
こういった場合、大事なことは次に狙うべき2番との位置関係です。
2番は、左上コーナーに入れるのは誰でも予想が付きます。
3番との距離がないため、2番にたいして下図Aにポジションしようとすると途端にこの配置は難しくなります。
1番を右上コーナーポケットにいれた後、手玉が4番に当たります。その後の手玉の動きが極めて予測しづらいです。
Aの場所に手玉をポジションしようとするには、ショットスピードはそれなりに強くなります。
ショットスピードが強くなると、1番の厚みが多少ずれるリスクもあるため4番への当て前はより予測は難しいです。
手玉が、理論上きっちり1番に正確な厚みで当たった場合でもコンディションによりどのような変化があるかわかりません。
こういった場合は、2番にたいして無理に近づけることをせず1番を入れた後の手玉は4番付近にとめておけばとりあえず2番は狙うことはできます。
2番は、ポケットに近いので厚みを極端に間違えなければシュートは難しくありません。
「4番付近に止められない。。。」という声も聞こえてきそうです。
こういった場合の考え方は、4番のどっち側にあたりそうかをよく考えることです。
この配置の場合、強く引いてしまうと3番、5番あたりまで引けてくる可能性があるため強い引きはありえません。
撞点は、真ん中から少し上くらいで問題ないでしょう。
手玉は、4番に当たって止まるか、4番に当たった後下長クッションまで走って現在の4番あたりに転がるように動きます。
このように、どうしても当たってしまう配置はそのまま当ててリスクのないポジションを選択できるようにしましょう。
今日のまとめ
手玉のポジションは、
- 走らせない
- 広くとる
- 近づける
- あたる球はあててしまう
これを基本にポジションを考えましょう。
ビリヤードのポジションミスは必ず起こるもの
それではまた。
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