どんなことでも中途半端な人から教わるよりも、卓越した技術を持つ人から教わったほうが効率よく上達できます。
よくビリヤード場にいる教え魔に捕まってしまわないように、ビリヤードの教わり上手になって効率的に上達する方法をご紹介します。
B級に教わるよりお店で一番うまい人に教わろう
単純にあたりまえですが、B級に教わるよりA級に教わるほうが明らかに上達のスピードは増します。そしてA級に教わるよりSA級やプロの人に教わるほうがさらに効率的でしょう。
A級・SA級・プロもお店によっては数人存在している場合もありますが、初心者やB級くらいまでは、A級以上の人たちの強さの違いがはっきりわからないものです。
そこでおすすめなのが、店員に聞いたり、花台をよく観察して誰がいつも撞いているのか?、花台で撞くメンバーで誰がいつも勝ってそうか?、をよく見てその人達と仲良くなって球話をよくするようにすると自然とそのお店のトップにいる人達に教えてもらえるようになります。
同じ質問を違うA級に投げかけても答えが違うことがある
ビリヤード場にいるA級以上の数人に同じような質問をした場合、時折違う答えが帰ってきて「どっちを信じればいいんだよ!」という場合があります。
そんなときは、まず質問を投げかけた人達で一番上手い人の意見を優先するのはもちろんですが、その質問を投げかけた人達の中で一番誰のタイプのようなプレイヤーに将来なりたいのかで決めてみるのもおすすめです。
初心者からB級くらいの人達で、「上手くなりたい」、「A級に上がりたい」、ということを話す人はいますが、「あの人の様な球を撞きたい」とか「この球が撞けるようになりたい」ということを話す人は少ないものです。
それは具体的に自分が、「どんなプレイヤーになりたいのか?」「どんな球が撞きたいのか?」をイメージできていないためでしょう。
A級以上の人たちも、練習をするようにまだまだ発展途上です。そこがゴールではありません。
A級になったからといって、どんな球もストレスなく撞けるかというとそうでもありません。ただ上級者は自分の得意不得意を理解しているため、「ここでは気をつけよう」や「ここはあまり深く考えなくてもいい」とかの線引きを自分なりに持っているだけなのです。
そのため自分の目指すプレイヤー像と近い上級者の答えは、似たようなところで疑問に思ったりそのスキルの克服に時間がかかっているため、納得のいく答えが返ってくることが多くあります。
ビリヤードの教わり上手になる秘訣とは?
教わり下手より教わり上手な人は、多くの情報を手に入れることができるため、その時の自分によりマッチした情報を入手できやすいものです。
教わり下手な人の特徴は、質問がモヤっと質問をしてしまう人です。
例えば、「ロングの引き球ができないからどうしたら引けるようになるのか?」という様な質問です。
質問の仕方としてはよくある質問ですが、これによる答えは、「引き球は、的球に手球が当たった時にバックスピンがかかっていればいいからしっかり下の撞点を撞けるように練習すればいい」というような答えが一般的には返ってきてしまいます。
まぁ理屈はそうですよね。
実際ロングの引き球ができない人は、しっかりと下の撞点を撞けていないのがほとんどの原因です。本来質問をする人は、そんな理屈は知っているためそんな答えを求めていません。
自分の求めている答えを得るためには、なぜロングの引き球ができないのか?、ショートはできるのか?、ロングの引き球のときどんな風になってしまうのか?、を自分なりでいいのではっきりと持っておくことです。
教わり上手の人は、ロングの引き球のとき自分はこんな風になるんだけど、どの様に改善したらよいのか?、改善のためにはどこを直せばいいのか?などと自分の疑問を分割して質問をします。
質問を分割することで、より自分にマッチした答えを得やすく、上級者の体験談を聞けたりもします。現在の自分の状況を上手く伝えることで、答える側もどこを改善をすればいいのかはっきりと理解し、その改善点を直すためには、こういうところに注意をしたらいいなどの経験からくる答えを導き出しやすくなります。
一度こういうコミュニケーションがうまくいくと、後々も上級者から教えに来てくれたり、より深い情報を手に入れることができるようになります。
教わり上手になって、自分の現在の問題点を解消し効率的に上達をするよう心がけてみてください。もちろん、教わったことをちゃんと練習をして取り入れて行かなくては意味もありませんよ。
それではまた。
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